当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,266百万円増加し、41,177百万円となりました。これは主に、現金及び現金同等物が562百万円増加、使用権資産が487百万円増加、有形固定資産が326百万円増加したことなどによるものです。
当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ52百万円減少し、21,671百万円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が10,971百万円減少、借入金が10,686百万円増加、リース負債(非流動)が420百万円増加したことなどによるものです。
当中間連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ1,318百万円増加し、19,506百万円となりました。これは主に、中間利益2,241百万円を計上、配当金1,013百万円の支払をしたことなどによるものです。
(2)経営成績の状況
当社グループは、世界を代表する眼鏡生産地「福井・鯖江」の熟練したクラフツマンシップにより自社で企画・デザインする高品質のアイウェアを製造し、ブランドの世界観を表現した独自の店舗を中心に販売しております。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、所得・雇用環境の改善などに伴い、緩やかな回復基調が続きました。一方で、物価上昇の継続による個人消費への影響が懸念されるとともに、世界経済においては、欧州や中東における地政学的リスクの高まり、金融資本市場の変動、米国の政策動向に加え、日中関係の緊張等がインバウンド需要や国内外の消費動向へ影響を及ぼす可能性もあることから、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、消費者の購買行動におきましても、商品の本質的な価値や質の高さを重視する傾向が広がっております。
このような状況下で当社グループは、「国内外における新規出店の推進」、「フレーム販売価格の見直し等を通じた一式単価の上昇」、および「多様化するインバウンド需要の着実な取り込み」を軸として事業展開を継続しており、当社グループの主要ブランドである金子眼鏡、フォーナインズともに国内外のお客様から高い支持をいただいております。さらに、2026年7月には、当社のモノづくりの原点であり、ブランドのルーツである福井県鯖江市にフラッグシップ店となる「金子眼鏡店 鯖江本店」をオープンするなど、グループ全体のブランド価値向上に向けた取り組みを推進いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上収益10,258百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益3,503百万円(前年同期比21.4%増)、税引前中間利益3,311百万円(前年同期比21.4%増)、中間利益2,241百万円(前年同期比28.5%増)となりました。
当中間連結会計期間における事業セグメント別の売上収益の状況は以下のとおりであります。
〔金子眼鏡〕
金子眼鏡グループでは、国内外におけるブランドの浸透に伴い、直営店舗での販売が引き続き堅調に推移いたしました。インバウンド顧客向け販売につきましても、訪日客層の変化に柔軟に対応し、安定的に推移しております。海外展開におきましても、アジア圏を中心とする直営店舗が現地のお客様から高い支持を獲得し、順調に推移しております。当中間連結会計期間において新規出店計2店舗(国内1店舗、海外1店舗)及び退店1店舗を実施した結果、店舗数は95店舗(国内84店舗、海外11店舗)となりました。なお、2026年4月には中国5号店となる「金子眼鏡店 杭州恒隆広場」をオープンしております。
以上の結果、金子眼鏡事業の売上収益は7,061百万円(前年同期比20.2%増)、セグメント利益は2,794百万円(前年同期比25.6%増)となりました。
〔フォーナインズ〕
フォーナインズグループでは、お客様の高い支持が継続しており直営店舗での販売が順調に推移いたしました。特に、ブランド認知の向上と顧客接点の拡大に向けた国内直営店の出店強化を積極的に推進しており、当中間連結会計期間において国内新規出店3店舗を実施した結果、店舗数は22店舗(国内21店舗、海外1店舗)となりました。また、国内卸売上につきましては、4月に実施した新型商品展示会等を通じて前年並みの水準を維持いたしました。一方で海外卸売上につきましては、一部の売上計上時期が翌四半期へ繰り越しとなった影響に加え、協力工場からの一時的な納期遅延の影響も重なり、前年同期を下回る結果となりました。引き続き、環境変化に対応しやすい経営体質への転換を目指し、コスト改善にも継続的に取り組んでまいります。
以上の結果、フォーナインズ事業の売上収益は3,196百万円(前年同期比4.5%増)、セグメント利益は970百万円(前年同期比2.6%増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ562百万円増加し、3,617百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2,776百万円(前年同期比21.6%増)となりました。これは主に、税引前中間利益3,311百万円並びに減価償却費及び償却費1,006百万円の計上等があった一方で、法人所得税の支払額1,031百万円や利息の支払額118百万円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、247百万円(前年同期比82.7%減)となりました。これは主に、店舗増加等に伴う有形固定資産の取得による支出409百万円、保険積立金の解約による収入143百万円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2,000百万円(前年同期比16.1%増)となりました。これは配当金の支払額による支出985百万円、リース負債の返済による支出749百万円、長期借入れによる収入11,950百万円、長期借入金の返済による支出12,187百万円等があったことによるものです。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載については、重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間連結会計期間において、新たに経営成績に重要な影響を与える要因についての変更はありません。
(1)株式会社三菱UFJ銀行との借入契約
当社は、既存借入金の借り換え(リファイナンス)のため、2026年2月24日付で、株式会社三菱UFJ銀行をエージェントとする金銭消費貸借契約を締結しております。主な契約内容は、以下のとおりであります。
①契約の相手先
株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社日本政策投資銀行、株式会社福井銀行
②借入金額
タームローンA借入 4,750百万円
タームローンB借入 7,200百万円
③借入枠
コミットメントライン借入枠 1,000百万円
④返済期限
タームローンA:3ヶ月毎に返済(最終返済日2031年2月28日)
タームローンB:最終返済日(2031年2月28日)に返済
コミットメントライン借入枠:期日一括返済
⑤金利
日本円TIBOR(東京銀行間取引金利)+スプレッド
⑥主な借入人の義務
ア.財務制限条項を遵守すること
a.純資産
各決算期末の連結貸借対照表上の資本合計の金額を正の値を維持すること。
b.利益維持
各決算期における連結ベースの営業損益または当期損益のいずれかについて2期連続で損失を計上しないこと。
但し、のれん償却費(取得原価配分手続(PPA)を通じて認識される無形資産償却費を含む。)を足し戻す。
イ.借入人の計算書類等の定期的な報告を行うこと
⑦資金の使途
借入金の返済資金に充当する予定であります。